◆はじめに
吉川製造表記の蔵の入口扉のオーバーホールの際の作業事例です。
◆オーバーホールとは
詳細は、以下を参照下さい。
◆この作業の内容
①現場での再塗装
詳細は【吉川製造表記蔵扉の再塗装】を参照下さい。
②金物の再メッキ処理
詳細は【吉川製造表記蔵扉の金物の再メッキ加工】を参照下さい。
③扉の裏の蓋の固定ネジの交換
扉の裏の蓋の固定ネジがインチネジでした。
多くのネジの山が傷んでいました。
今後は点検を行うとの事でしたので、新規のネジに交換しました。
雌ネジの方を全て、現在の規格のネジ山に切り直しました。
ネジも現在の規格の物に全て交換いたしました。
外観に合わせてネジの頭へ焼き付け塗装を施しました。
扉の塗装色と同色で行いました。
④錠前の改造による交換
詳細は【吉川製造表記蔵扉の改造による錠前交換】を参照下さい。
⑤符号(ダイヤル)錠の改造による交換
詳細は【吉川製造表記蔵扉の改造による符号(ダイヤル)錠交換】を参照下さい。
◆おわりに
いかがでしたでしょうか?
オーバーホールの楽しい所は、普段見えない所が見える事です。
普段見えない所を見ると、色々な事が分かってきます。
この製品はリベットでカシメたり、人力で板厚が1.6mm以上の鋼板をタガネで切断した跡が見えけられました。
時代的には、先々代の時代です。
昔の金庫屋は、ハンマーを振る事が重要な仕事でした。
先代は『俺は、ハンマーとタガネが有れば食いっぱぐれない!』と啖呵を切っていました。
焼け野原を生き抜いた感覚は違いますね。
そんな感覚に触れられた、当社の製作のノウハウを生かせた楽しい作業でした。
【吉川製造】表記の製品でお困りの際は当社へご相談ください。
掲載の許可を頂いたお客様、協力企業の皆さんへこの場を借りてお礼を申し上げます。
※施工事例の紹介と画像の使用は、お客さの同意を得て掲載しております。