第182回

修理作業のお取引の流れ

はじめに

当社は、取り扱いの製品の設計、製造、設置、修理、廃棄のサービスを提供しております。

今回は、当社の修理作業のお取引の流れのお話です。

 

お取引の流れ

1:点検のお見積り

2:点検のご注文

3:点検の実施

4:異常個所の把握

5:当社の技術者からの状況のご説明

6:修理実施のお見積り

7:修理のご注文

8:修理作業の実施

9:お客様による動作確認

10:作業完了書類へのご署名

 

修理は点検を行ってから

当社では、点検実施製品を修理の対象とさせて頂いております。

点検については【保守点検の効果】を参照ください。

非点検実施製品は、点検を実施してから修理を始めさせて頂くシステムとさせて頂いております。

病院が診察と処置が分かれているのと同じと考えて下さい。

 

点検から始まる理由:原因の調査

複数の現象が関連して故障している場合がございます。

お問合せで全ての状態を予測する事は、困難です。

不確かな状況で、『〇〇を行えば大丈夫です』と申し上げる事は出来ません。

不確かな状況で、当社が状況判断を行う事はありません。

不確かな状況での発言は、お客様に損害を与えてしまう業界です。

ご理解をお願いいたします。

 

点検から始まる理由:お伝えする価格の変動を防ぐ

我々が実際に確認した状況で作業内容が変更になる場合が多くみられます。

その場合は、作業内容に応じて価格が変動いたします。

そのような理由からお問合せの段階で、修理の費用をお約束する事は出来ません。

特殊技能ですので料金は、手ごろな価格ではありません。

価格が明確ではない状態は、お客様の心労となります。

点検費用が最低費用の目処になります。

点検費用でご予算と折り合いがつかない場合は、他社に依頼する選択の余地があります。

 

点検から始まる理由:修理後に故障個所が判明した場合のトラブル防止

修理が必要な個所が全て明確になっていない場合、トラブルに発展する場合がございます。

当社の修理作業終了後に別の故障個所が判明した場合、『修理が原因で壊れたのではないか?』などのトラブルに発展する可能性が御座います。

その場合、当社の修理作業に問題がなかった事の証明が難しくなります。

そのような理由から全ての故障部分を明確にいたします。

責任の所在が明確になります。

 

修理のご依頼をお断りする場合

1:直請けではない場合

2:他社が作業途中の作業である場合

  詳細は【他社の途中の作業の依頼について】を参照下さい。

3:扉が開かず、点検が出来ない場合

4:当社のシステムをご理解いただけない場合

5:家庭用金庫単体のご依頼

  詳細は【当社の家庭用金庫の取り扱いについて】を参照下さい。

6:他社へのご依頼が効率的な場合

7:一度、当社への信頼を無くされたお客様

  詳細は【当社へ信用や信頼を失ったお客様への対応

 

おわりに

いかがでしたでしょうか?

当社の経験上のお話ですが、製品の故障のほとんどの場合は定期点検の実施で未然に防げます。

金庫が開かなくなって困るのは、お客様です。

金庫に関する正しい知識を身に着け安全に利用して頂ければと思います。

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