第145回

クマヒラEG160型金庫室扉の符号錠の破壊開放

今回は、クマヒラ(Kumahira) EG160型金庫室扉の符号錠の破壊開放の作業事例です。

 

◆対象製品

クマヒラEG型金庫室・書庫室扉】を参照下さい。

 

◆依頼内容

お客様自身でハンドチェンジ型符号(ダイヤル)錠の暗証番号の変更を行った後に解錠が出来なくなってしまった。

符号錠の開放と施錠が出来るように措置。

 

◆処置方法

符号(ダイヤル)錠の暗証番号の変更の失敗は、故障状態と同じです。

故障状態なので、正常な操作で開ける事は出来ません。

通常は、符号(ダイヤル)錠を破壊して開放を選択する事になります。

詳細は、以下を参照下さい。

符号(ダイヤル)錠が開かない時の対応

符号錠が開かない時の処置の種類

この様な場合がマンホール扉、トリプルロックなどの装置が役に立つ場面です。

今回の場合は、マンホール扉もトリプルロックも無かったので、符号(ダイヤル)錠を破壊して開放になります。

 

◆作業内容

故障状態は、正規の操作で解錠出来ないので、符号(ダイヤル)錠のみを破壊して開放を行いました。

開放後、新規の符号(ダイヤル)錠を取り付けて作業完了です。

年式によって符号(ダイヤル)錠のみの破壊では対応できない場合があります。

当事例は参考程度にお考えください。

 

◆おわりに

いかがでしたでしょうか?

今回の事例は、以下の事柄の分かりやすい例です。

1:お客様自身でハンドチェンジ型符号(ダイヤル)錠の暗証番号の変更を行う危険性。

  以下を参照下さい。

  【ハンドチェンジ型符号錠の暗証番号の変換の注意

2:非常時にマンホール扉やトリプルロックが有効である事。

 以下を参照下さい。

  【マンホール扉(金庫室非常口)について

  【トリプルロックについて

金庫室扉が開かなく成る事は、心理的にとても負担になります。

このような事態は、事前の対策で予防できます。

ぜひ、この記事を参照して頂けたら幸いです。

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