第52回

トリプルロックについて

◆はじめに

今回はトリプルロックについてのお話です。

 

◆トリプルロックとは

トリプルロックとは、そのままの意味です。

見た目的には、3個の符号(ダイヤル)錠が装備されているタイプです。

TP装置やデュアルロック機構と基本的な原理は同じです。

 

◆使い方

トリプルロックは、3つ全てを開ける必要はありません。

どの符号(ダイヤル)錠でも3つ中、2つを開ければ開きます。

実際に使用するのは、2つです。

符号(ダイヤル)錠の組み合わせは、毎回違っても大丈夫です。

正常な時は、必ず1つは開ける必要がありません。

 

◆役割

使わない1つの役割は、故障時に使用します。

符号(ダイヤル)錠の3つ中1つが故障しても開ける事が出来ます。

 

◆採用される場合

金庫室扉に採用される場合が、ほとんどです。

金庫室扉を扱わないと、触れる機会のない機構かもしれません。

店舗が狭く、マンホール(非常口)が設けられない場合に採用されます。

マンホールを設けない場合は、装備する事をお勧めしております。

 

◆既存製品への追加

符号(ダイヤル)錠を新規に装備する為には、扉に穴を貫通させる必要があります。

扉に穴をあける行為は、性能が変化する可能性があります。

性能を保証できなくなります。

保証上の問題で、当社では既存製品への追加の改造はお受けしておりません。

 

◆当社での取り扱い

新規製作時のトリプルロックは、オプション扱いの機構です。

特殊なオプションの装備された製品の製作は当社の得意分野です。

 

◆おわりに

いかがでいたでしょうか?

トリプルロック装置を理解されていない使用者を多く見受けます。

せっかくの安全装置ですので、この記事を活用して頂ければと思います。

金庫室扉の機構でお困りの際は、ご気軽にご相談ください。

お問い合わせページへ

※尚、当社はエンドユーザー様のみのお取引となります。

ご質問やご相談につては、エンドユーザー様からのご依頼に繋がる内容以外に対応はいたしません。