第185回

津波で被災したクマヒラMS-48型置き金庫の扉開放作業

◆はじめに

毎日、金庫に携わっていると様々な状況の依頼を受けます。

東日本大震災で津波に流された置き金庫の扉開放の作業を行った事があります。

今回は、津波で被災したクマヒラMS-48(強力モードセイフ)型置き金庫の扉開放作業のお話しです。

 

◆製品の状況

対象製品は、クマヒラMS-48型(強力モードセイフ)置き金庫です。

詳細は、【クマヒラMS(強力モードセイフ)型置き金庫】を参照下さい。

東北地方の被災地から数十キロ流されて発見されて関東まで持ってきたそうです。

被災から約一か月後頃の、まだ関東でも影響が残る時期に依頼がありました。

被災した為、符号錠の暗証番号が不明で鍵がない状態でした。

廃棄される予定なので復旧はしない条件でした。

 

◆処置

通常の符号錠と錠前の破壊開放を行いました。

しかし、金庫本体と施錠装置の機構部分が海水で腐食して砂が固まっている状況でした。

通常の錠前だけを破壊する方法では開ける事ができず、特殊な開放を行いましました。

無事に扉を開放する事が完了しました。

 

◆おわりに

いかがでしたでしょうか?

津波で被災した製品は、通常の作業の常識が通用しません。

当社は、このような特殊な事例にも対応実績が豊富です。

クマヒラMS- (強力モードセイフ)型置き金庫でお困りの際は、ご相談下さい。

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