◆はじめに
我々は、置き金庫、書庫室扉、金庫室扉、質蔵扉、収蔵庫室扉などを取り扱います。
我々の取り扱う製品の保守点検を行われている方は、どれ程いらっしゃるでしょうか?
今回は、保守点検の効果についてお話したいと思います。
当記事に合わせて【点検時にお客様へご協力をお願いする事】を参照下さい。
◆提案理由
当社は、定期的な保守点検の実施を推奨しております。
理由は、以下のようです。
①開かなくなった場合、大規模な損害が出てしまう可能性があります。
②業種によっては営業が出来ない場合もありえます。
③ほとんどの場合、点検で未然に防げます。
◆実例①
製品が故障して次のような要望をされる場合があります。
『金融機関が閉店するまでに用事を済ませたい。』
『すぐに金庫を開けて欲しい。』
基本的に開かなくなった金庫は、すぐには開かない事を前提にして下さい。
金庫は正規の操作以外で、すぐに開かない事が長所です。
故障の場合は、原因の把握から始めますので時間もお約束できません。
挙げた事例の際は、お客様のご要望にお答えできる原因でしたがそれは偶然です。
◆実例②
お客様の中には『何十年も使っているけど異常はないよ』という方もいらっしゃいます。
定期点検を行っていない製品の点検を行うと、お客様の気が付かない故障寸前の状況を発見する場合が多くあります。
早急に対処が必要な状態が発覚する場合があります。
◆効果
当社へ修理依頼をする事態は、基本的に保守点検を行って頂ければ大幅に減らす事が出来ます。
保守点検時に技術者が状況を見てお客様の話を聞けば、故障の予兆を早期に発見できる確率が高まります。
早期の場合は調整などの簡易的な処置で済む場合があります。
その場合は、費用的にも負担が少なくて済みます。
有事の際の青ざめた顔のお客様を目にする事があります。
急に金庫設備が開かなくなる事は、精神的な負担になります。
保守点検には、精神的な負担を削減する効果もあります。
◆有効的な保守点検の利用法
錠前などの重要な部分だけの【簡易的な保守点検】と製品の駆動部分の【全体的な通常点検】に分けて周期的に行う事をご提案しております。
錠前部分は、重要な部分です。
こまめな点検が効果的です。
製品の全体的な駆動部分は、潤滑材として使用されている潤滑油の劣化を目安にした点検が効果的です。
この2種類の点検を参考図のように一定周期で行う事で、最小限の費用で効果的な保守点検を行えます。
◆点検事例の紹介
点検を実施した事例のご紹介です。
◆おわりに
金庫設備には、自動車の車検のように点検の義務はありません。
営業に使用する金庫設備は、重要な物を保管する設備です。
法で定められていなくても定期的な保守点検を実施して頂き、安全に使用して頂く事をお勧めしております。
定期点検をご検討のされる方は、お問い合わせ下さい。
※尚、当社はエンドユーザー様のみのお取引となります。
ご質問やご相談につては、エンドユーザー様からのご依頼に繋がる内容以外に対応はいたしません。