第24回

手軽な防犯の話

◆はじめに

今回は、金庫に触れる機会の無い方にも役立つ息抜きのお話です。

金庫は、大切な物を守る最後の手段です。

窃盗犯が建物に不法侵入を阻む役割ではありません。

金庫を売り込む立場の我々が言うのもおかしな話ですが、我々は金庫が役に立つ状況が発生しない事を願います。

今回は、手軽にできる防犯をご紹介します。

インターネット上に『なるほど』と思う記事を目にしたので、ご紹介したいと思います。

 

◆対策内容

ドライブレコーダーを侵入経路へ設置する事が有効だそうです。

ドライブレコーダーは、動きを感知し録画開始する仕組みだそうです。

人が通ると検知して録画を開始します。

ドライブレコーダーは、価格帯や性能も様々なようです。

監視カメラより設置も簡単で画質も鮮明で設置工事も不要がメリットのようです。

賃貸物件にも利用できるかもしれません。

監視カメラを設置する際に『監視カメラ作動中』と表記されたステッカーなどを建物の見える場所に設置する事があります。

監視カメラではありませんが、設置を表記する事が抑止力になります。

◆効果

窃盗犯が下見をする事は、有名な事です。

窃盗犯に見せる防犯は、事件が発生させない抑止力になります。

監視カメラはその典型です。

監視カメラの機材費、設置工事、維持費は決して安い物ではないと思います。

安価で手軽に済ませるには、ダミーの監視カメラも販売されております。

抑止力にはなりますが、有事の際は機能しません。

ドライブレコーダーは、手軽な割には実用的なようです。

玄関よりも侵入経路になりやすい場所に設置すると効果的かもしれません。

 

◆おわりに

セキュリティ性のある製品には、それぞれ特徴と役割があります。

金庫の基本的な役割は以下の通りです。

①犯人が犯行終了まで、時間を長くして逮捕されるリスクを高める事。

②警備員や警察が到着するまで、収納物を設定された防盗性能分の時間内を守る事。

以上の役割を果たす製品なので『金庫さえ導入していれば安心』ではありません。

色々な警備設備を併用した運用が、効果的な防犯になります。

有事の金庫は大切ですが、有事を防ぐ防犯との併用を心がけて頂ければと思います。