第134回

クレーンヒンジについて

今回は、クレーンヒンジについてのお話です。

 

◆クレーヒンジとは?

クレーンヒンジとは、金庫室扉の丁番の種類です。

通常の丁番は、開閉の為の軸が一つです。

クレーンヒンジは、以下のような二つの軸がある事が特徴です。

①扉を開閉する軸。

②締め付ける際に使用する軸。

もう一つの特徴としては、締め付ける部分が扉の前側と後側の二つある事です。

扉の前側の一つで締め付ける事が一般的です。

 

◆クレーンヒンジの効果

クレーンヒンジは、扉の前側と後側を相対的に締め込む事が出来ます。

通常の締め付けに比べ、高い密閉をえる事が出来ます。

 

◆クレーンヒンジのデメリット

クレーンヒンジは、構造が複雑に成ります。

扉の後側の締め付け装置の部品が破損する事例が頻繁に発生しております。

 

◆現在のクレーンヒンジの採用状況

現在、クレーンヒンジが採用される事はとても珍しいです。

とても強力な気密性を必要とする場合などに採用されるようです。

 

◆おわりに

いかがでしたでしょうか?

クレーンヒンジを取扱う際には、必ず機構部分の分解が必要になります。

機構部分の分解には、特殊な経験と知識が必要と成ります。

金庫室扉を日常的に取り扱いますので、問題なく作業する事が出来ます。

クレーンヒンジでお困りの際は、ご質問ください。

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