第124回

内扉格子戸へパンチングメタルを装備する場合

今回は、内扉格子戸にパンチングメタルを装備する場合についてのお話です。

 

◆パンチングメタルとは

パンチングメタルとは、パンチ加工を施した金属板です。

規則的に穴が並んでいるのが特徴です。

以下の画像が実際のパンチングメタルです。

パンチ加工は、パンチとダイと呼ばれる金型を使って素材を打ち抜く加工方法です。

 

◆パンチングメタルを装備とは、どういう事?

画像はパンチングメタルを装備した状態の右引き格子戸のイメージ図です。

点線部は、パンチングメタルに隠れた格子部分を表しています。

斜線部は、取り付けたパンチングメタルの板を表しています。

 

◆パンチングメタルを装備する理由

格子戸は空気の流れを遮断する事なく、人の出入りを遮断する事が出来ます。

格子なので、庫内が見えます。

場合によっては、庫内が見えてしまう事が好ましくない場合があります。

その場合は、パンチングメタルを格子の部分へ装備して対応する方法があります。

パンチングメタルの他にアクリルを装備する場合もあります。

アクリルと比べると通気性は高いです。

内扉格子戸にアクリルを装備】の記事も参照ください。

 

◆パンチングメタルの種類

パンチングメタルとは、パンチ加工の施された金属板なので様々な材質があります。

一般的にステンレス鋼板を使用するのが一般的です。

ご要望に応じ外観に合わせて、パンチングメタルの鋼板に塗装を施す事も可能です。

 

◆既存の製品への追加装備について

既存の製品へ後から追加装備をする事は、可能です。

基本的には、格子戸を加工せずに取り付ける方法で検討します。

格子戸の構造上、格子戸の本体の加工を選択する場合もございます。

 

◆既存の製品への追加作業の流れ

追加作業の前に、実測作業を別途でご依頼頂く流れになります。

実測については、【実測と下見について】の記事を参照ください。

以下のような流れになります。

①実測作業のお見積り

②実測作業の依頼

③実測作業を実施

④追加作業の見積もり

⑤追加作業の依頼

⑥追加作業の実施

 

◆おわりに

いかがでしたでしょうか?

お客様の知らない、我々がご紹介出来る手法は沢山あります。

知らない事は、無い事と同じです。

金庫屋の知恵袋を活用して頂き、納得のいく製品選びをして頂ければ幸いです。

書庫室、金庫室、質蔵扉の内扉格子戸や間仕切り格子戸でお困りの際は、ご質問ください。

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