第113回

連動踏板とは

今回は、連動踏板についてのお話です

 

◆踏板とは

金庫室扉や書庫室扉は、耐火性能や防水機能などの都合で扉枠の地面側に段差がある場合があります。

庫内に台車で収納物を出し入れする場合、段差が障害になります。

段差をなくすための機構です。

 

◆連動踏板とは

連動踏板とは、扉の開閉に連動して自動的に動くタイプの踏板です。

 

◆機械的な機構のタイプ

一般的なタイプと言えます。

扉の動きに連動して、踏板に組み込まれた機構部分が動きます。

このタイプは、機構部分にごみや異物が挟まるトラブルの事例があります。

定期点検と清掃が欠かせません。

 

◆油圧や電動タイプ

重量のある扉や電動で開閉する扉に採用される場合が多いです。

重い台車を通す場合は、踏板が丈夫である必要があります。

丈夫になると踏板が重くなります。

その場合は、油圧やモーターを動力とする場合があります。

油圧や電動のタイプは、機械的な機構のタイプよりも点検が欠かせません。

油圧の場合、油が必ず劣化するので定期的な交換が必要です。

 

◆おわりに

いかがでしたでしょうか?

連動踏板は注目されない部分です。

地味ですが故障すると開閉に支障をきたす重要な部分です。

正しい知識で効率的な運用に役立てて頂ければ幸いです。

当社は、油圧や電動の踏板など特殊な製品の点検などの作業の経験が豊富です。

金庫室扉の踏板でお困りの際は、お問合せ下さい。

お問い合わせページへ

※尚、当社はエンドユーザー様のみのお取引となります。

ご質問やご相談につては、エンドユーザー様からのご依頼に繋がる内容以外に対応はいたしません。