◆はじめに
今回は、符号(ダイヤル)錠不具合防止問診票という内容の記事です。
当社への修理依頼の際、多いのが符号 (ダイヤル) 錠に関する内容です。
符号(ダイヤル) 錠の不具合は、扉が開かない事に直結します。
扉を開ける際、不具合に気が付く場合が多いです。
その為、お客様の心理的な負担が大きいように思えます。
事態が発生した時には、重症化している場合が多く見られます。
金銭的な負担も増えます。
不具合を未然に防ぐ為、目安にして頂ければと思い問診票を作成しました。
答えが【NO】の場合は問題ありません。
【YES】の場合は、回答の部分を参考にして下さい。
その方が安全に使用して頂けると思います。
【符号(ダイヤル)錠が開かない時の対応】の記事も合わせて参照ください。
◆質問1
定期点検などの機構部分の手入れをする事は、ほとんどない。
符号(ダイヤル) 錠を正確に合わせているが、最近は1度で解錠出来ない事が増えている。
⇒答えが『YES』の方は回答1へ
◆質問2
1ヶ月以内に符号(ダイヤル) 錠の暗証番号の変換を自身で行った。
それから正確に合わせているが、解錠が出来ないという事があった。
⇒答えが『YES』の方は回答2へ
◆質問3
符号(ダイヤル) 錠を解錠する操作にコツが必要。
特定の管理者の操作方法でしか解錠が出来ない。
⇒答えが『YES』の方は回答3へ
◆質問4
符号(ダイヤル) 錠の暗証番号が分からない状態である。
画像のように、暗証番号が不明の状態でテープによって解錠状態で固定している。
⇒答えが『YES』の方は回答4へ
◆質問5
符号(ダイヤル) 錠の暗証番号は分かっている。
しかし、普段は使用しておらず操作方法になじみがない。
⇒答えが『YES』の方は回答5へ
◆回答1
万が一に備えてメンテナンスをお勧めします。
ネジの緩みや潤滑油の劣化が発生している可能性が考えられます。
【保守点検の効果】の記事を参照ください。
◆回答2
暗証番号の変換を失敗している可能性があります。
暗証番号の変換を失敗している状態は【故障】に分類されます。
符号(ダイヤル) 錠を施錠した場合は、次に解錠しない可能性があります。
解錠状態の場合は、違和感のある時点で以下の事を行ってください。
1:扉を開けた状態を保って下さい。
2:一度も扉を閉めて施錠しないで下さい。
3:1と2の状態を保ちながら、専門の技術者の点検の実施してください。
◆回答3
正常な場合は、コツが無くても使用できます。
コツが必要な場合は、異常のサインの可能性が高いです。
部品の摩耗などで、部品の形状が変わっている可能性が考えられます。
早期発見により重大な故障を避ける事が出来ます。
コツが必要な場合は、専門の技術者に点検してもらう事をお勧めします。
◆回答4
至急、暗証番号を把握してください。
【符号錠を使用しない危険性】の記事を参照ください。
◆回答5
操作がなれていな場合は、正しい操作が出来ていない事があります。
【符号(ダイヤル)錠が開かない時の対応】の記事の【操作の間違えの可能性】の項目を参照ください。
◆おわりに
いかがでしたでしょうか?
全て【No】でしたでしょうか?
質問4と質問5以外で一つでも【Yes】がある場合は、早急の点検の実施をお勧めします。
置き金庫、金庫室扉、書庫室扉、質蔵扉は、開かなくなると困ります。
当社では、定期点検の実施を推奨しております。
少しでも違和感のある場合は、お問い合わせ下さい。