第93回

黒田表記質蔵扉の複合的な修理

◆はじめに

今回は、黒田表記の質蔵入口扉の複数個所の修理の作業事例のご紹介です。

 

◆対象製品について

黒田表記の名盤の付いている古い両開きの質蔵扉でした。

煙返しが2段になっている珍しいタイプの製品でした。

 

◆依頼内容

同一製品へ数回に分けて以下の作業を行いました。

①既存のキーロックと符号(ダイヤル)錠を現代の性能の錠前への交換。

②タイムロックの追加。

③蝶番部分の清掃とグリスアップ。

④再施錠装置の追加。

再施錠装置については、【再施錠装置について】を参照下さい。

⑤符号錠点検孔の追加。

 

◆機構部分の改造を行い錠前の交換

まず、下見と実測を行いました。

事前に工場にて改造の為の部品の製作を行いました。

現場にて機構部分の改造作業を行いキーロックと符号(ダイヤル)錠を現代の性能の錠前へ交換しました。

 

◆タイムロックの追加

まず、下見と実測を行いました。

事前に工場にて改造の為の部品の製作を行いました。

現場にて機構部分の改造作業と扉の庫内側の蓋にタイムロックの穴を開けました。

お客様へ取り扱い説明を行い引き渡しました。

 

◆再施錠装置の追加

まず、下見と実測を行いました。

事前に工場にて再施錠装置の部品の製作を行いました。

現場にて機構部分の改造作業を行い、再施錠装置を取り付けました。

 

◆符号錠点検孔の追加

扉の庫内側の蓋へ符号錠を点検する為の穴を開けました。

寸法を出して、蓋へ穴を開けました。

あらかじめ、工場で製作しておいた蓋を取り付けて完成です。

 

◆蝶番部分の清掃とグリスアップ

扉を取り外して、蝶番の芯棒とベアリングを分解して清掃を行い注油しました。

 

◆おわりに

いかがでしたでしょうか?

この作業は、当社の強みを発揮できた分かりやすい例です。

部品の製作など製品製作を行っているからこそ出来る、作業だと思います。

今回ご紹介したように黒田表記の質蔵扉へは、様々な対応が可能です。

黒田表記の製品でお困りの際は、お問合せ下さい。

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掲載の許可を頂いたお客様へこの場を借りてお礼を申し上げます。

 

※施工事例の紹介と画像の使用は、お客様の同意を得て掲載しております。