第4回

耐火材について

◆はじめに

金庫にとって、耐火性能は欠かすことのできない要素です。

日本セーフファニチュア協同組合連合会では、金庫及び耐火金庫と防盗金庫の定義を定めております。

『金庫とは、耐火性能と防盗性能を有するものをいう。』

『防盗性能はあるが、耐火性能がないものは金庫とは呼ばない。』

今回は、金庫の耐火性能を支える『耐火材』についてのお話です。

 

◆充填されている可能性のある物質

金庫には、以下のような物質が耐火材として充填されている場合があります。

1.:砂

2:珪藻土

3:石綿

4:ロックウール

5:コンクリート

 

◆耐火性能の違い

使用されている耐火材が異なると、耐火性能も大きく変わります。

耐火層の厚さが同じであっても、素材による性能差があります。

特に古い金庫では、現代とは異なる充填物が使われていることがあります。

古い金庫を『金庫だから燃えない』と考えるのは非常に危険です。

火災発生時に庫内温度が何度まで上がり、どれほどの時間保てるのか、その特性を把握しておくことが非常に重要です。

収納物を確実に守るためにも、充填物の種類ごとの性能差を理解しておいてください。

 

◆石綿が使用されている場合

充填物にアスベストが含まれている可能性のある金庫の廃棄について】を参照下さい

 

◆充填物が不明な場合

金庫にどの耐火材が使われているか不明な場合、以下の方法で調べることができます。

1:製造販売会社に問い合わせる。

2:当社のような専門の会社へ調査を依頼する。

製造元が不明、または既に存在しない場合に有効です。

耐火材の種類を把握することで、金庫の耐火性能を正しく理解できます。

安全に使用するためにも、調査を行うことをおすすめします。

 

◆参考記事

耐火性能や耐火材については、以下の記事もあわせて参考にしてください。

砂入れの話

置き金庫の耐火性能について

扉製品の耐火性能について

 

◆おわりに

いかがでしたでしょうか?

金庫は、庫内の保てる温度によって保護できる収納物が変わります。

日本セーフファニチュア協同組合連合会では、用途に応じた規定が設けられています。

正しい知識に基づき、安全に運用していただければ幸いです。

耐火材や耐火性能でお困りの際は、どうぞご相談ください。

お問い合わせページへ