第70回

吉川製造表記の蔵窓扉のオーバーホール

◆はじめに

吉川製造表記の蔵の窓扉のオーバーホールの際の作業事例です。

 

◆オーバーホールとは

詳細は、以下を参照下さい。

古い金庫や耐火扉の修復(オーバーホール) 作業前編

古い金庫や耐火扉の修復(オーバーホール) 作業内容編

 

◆この作業の内容

①現場での再塗装

詳細は『吉川製造表記蔵窓扉の再塗装』を参照下さい。

②金物の再メッキ処理

詳細は『吉川製造表記蔵窓扉の再メッキ処理』を参照下さい。

③扉の機構部分を点検が出来る様に改造

扉の機構分部を点検の度に開けられる構造ではありませんでした。

お客様は今後、点検をご希望でした。

機構分部を点検の度、開けられるように改造を施しました。

機構分部も改造が必要でした。

製作と同じ要領で改造を施しました。

ネジをゆるめて蓋を開ければ点検が可能です。

新たに蓋を留めるネジを追加しました。

外観に合わせてネジの頭へ焼き付け塗装を施しました。

扉の塗装色と同色で行いました。

 

◆おわりに

いかがでしたでしょうか?

完成はこのようになります。

 

今回、作業内容でご紹介した③は昔の製品らしい作業です。

昔の製品は、全く点検を考慮していない場合があります。

今回は分解が出来ないので、最初のアプローチ方法の決定が重要になりました。

昔の技法を使う人なら、どのように組み立てるかを考えます。

入念に下見を行い、昔の人の思考を予測します。

昔の人とクイズをしているようで、一番楽しい工程です。

それも古い製品を取り扱う醍醐味です。

当社の製作のノウハウを生かせた楽しい作業でした。

【吉川製造】表記の製品でお困りの際は当社へご相談ください。

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掲載の許可を頂いたお客様、協力企業の皆さんへこの場を借りてお礼を申し上げます。

 

※施工事例の紹介と画像の使用は、お客さの同意を得て掲載しております。