第169回

扉製品の耐火性能について

◆はじめに

今回は、扉製品の耐火性能についてのお話です。

火災から収納物を守るうえで、必要な知識ですので必ずお読みください。

 

◆日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会での種類の分類

日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会では、以下のような種類へ分類しております。

・金庫室設備・書庫室設備

・収蔵庫設備

・データ保管室設備

以上の3つに分類しております。

各分類によって異なる規定を設けております。

 

◆耐火時間の規定

庫内を既定の時間と条件で保護する事が設けられます。

各分類共通で、0.5、1、2、3、4時間で試験が行われます。

 

◆保管設備の選択方法

保管設備の選択方法は、収納物に合わせて選択する必要があります。

【収納物の変質しない温度の目安】の記事を参照下さい。

以上の記事を参照の上、収納物が保護できるかをご検討下さい。

 

◆金庫室設備・書庫室設備の耐火性能について

日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会の金庫室設備・書庫室設備の耐火性能の規定は、以下のようです。

・火災時に既定の時間内、庫内最高温度177℃以下で庫内をたもてる事。

・火災時の庫内湿度への規定はなし。

書庫室、金庫室扉は、基本的に紙媒体を火災から守る事を主体としています。

庫内最高温度177℃以下という条件は、一般用紙が変質しない温度として設定されています。

一般用紙は、庫内湿度に規定はありません。

火災時には耐火材から、水分が蒸発して高湿度になります。

書庫室、金庫室扉の条件で変質する物は、保護できませんのであらかじめご了承ください。

 

◆収蔵庫設備の耐火性能について

収蔵庫設備は、文化財や美術品などを保護する事を目的としています。

日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会の収蔵庫設備の耐火性能の規定は、以下のようです。

・火災時に既定の時間内、庫内最高温度80℃以下で庫内をたもてる事。

 

◆データ保管室設備の耐火性能について

データ保管室設備は、データ記録媒体などの保管を目的としています。

日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会のデータ保管室設備の耐火性能の規定は、以下のようです。

・火災時に既定の時間内、庫内最高温度52℃以下で庫内をたもてる事。

・火災時の庫内相対湿度80%以下である事。

 

◆おわりに

いかがでしたでしょうか?

かなり専門的な話になりました。

今回の事柄は、絶対に取引先任せにしてはいけない事です。

必ず理解したうえで、保管設備をご利用頂く事をお願いします。

扉製品の耐火性能について、不明な点がありましたらお問合せ下さい。

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