第143回

富士精工本社TNF-105型書庫室扉の符号錠の交換作業

◆はじめに

今回は、FujiSeikoと表記された富士精工本社のTNF-105型書庫室扉の符号(ダイヤル)錠の交換をした際の作業事例のご紹介です。

◆依頼内容

『符号(ダイヤル)錠が解錠しない時がある。』との事でした。

 

◆対応内容

このように原因が明確ではない場合は、製品の点検をご提案しております。

『符号(ダイヤル)錠が解錠しない時がある。』という事を考慮しながら点検を行わせて頂きます。

処置が必用な場合は、別途のお見積もりと発注の手続き後の作業になります。

もし、異常がない場合も点検が行われた効果はあるので無駄にはなりません。

 

◆製品の状態

点検を行ったところ、符号の部品が磨耗しておりました。

設定した暗証番号に合わせても、部品が解錠する位置にこない現象が発生しておりました。

この状態は、正しい暗証番号へ設定しているのに1~2目盛りずれた番号で開く状態でした。

このような事態は、定期点検の際に符号(ダイヤル)錠の清掃とグリスアップを行えば、この事例の使用期間では発生を防げた事例です。

このような事柄から当社では、点検を推奨しております。

定期点検に関しては、【保守点検の効果】を参照下さい。

 

◆異常への処置

この場合の摩耗による症状は、調整で対応するべきではない段階の摩耗と判断いたしました。

部品が磨耗しているので、符号(ダイヤル)錠の交換で根本的な原因の解消をご提案させて頂きました。

部品の手配の関係で即日の根本的な原因の解消は出来なかったので、その日は応急措置で対応いたしました。

このような場合でも必ず施錠出来るようにしますのでご安心ください。

正規の暗証番号に合わせて解錠できるように応急措置をさせて頂きました。

応急措置により既存の暗証番号で開くようになりました。

当社の応急措置の扱いについては、【修理の際の応急措置の扱いについて】を参照下さい。

点検の際に下見と実測を行っておきましたので、後日作業のお見積もりをさせて頂きました。

下見と実測については、【実測と下見について】を参照下さい。

発注を頂きましたので、部品の交換・調整・取り扱い説明を行い、作業完了いたしました。

 

◆おわりに

いかがでしたでしょうか?

このような依頼は、ありふれた事なので問題なく作業をさせて頂きました。

故障は、発生しない事が一番良い事と思います。

今回の事例も定期点検を行っていれば、防げる内容の事柄です。

定期点検の重要性が分かる事例の一つだと思います。

当社では、富士精工本社製品に関して点検も問題なく行えます。

FujiSeikoと表記された富士精工本社製TNF-105型書庫室扉でお困りの際は、お問合せ下さい。

お問い合わせページへ

 

最後になりますが、この場をお借りして取材の許可を頂きましたお客様へお礼を申し上げます。

ありがとうございました。

 

※施工事例の紹介と画像の使用は、お客様の同意を得て掲載しております。

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