第90回

置き金庫の中戸の錠前について

◆はじめに

古い両開きの置き金庫の中には、もう一つ中戸(なかど)という扉があります。

今回は、中戸の錠前のお話です。

 

◆中戸の錠前の特徴

錠前と閂(カンヌキ)が一体になっています。

かなり独特な形状をしています。

 

◆当時の供給元

当時は、金庫屋は基本的に分業でした。

錠前屋、塗師屋、枠屋、蒔絵士、桐箱屋、金物屋などがありました。

どこも大体、錠前を購入する所は同じでした。

現在では、当社の供給元はなくなってしまいました。

 

◆当社での対処方法

当社の供給源がなくなった現在でも生産を行っております。

基本的に手に入らなくなった部品は、全て自社で内製して新規製品生産へ対応しております。

中戸の錠前も内製して対応しております。

 

◆おわりに

いかがでしたでしょうか?

生産する所は、減る一方ですが性能は現代に沿った昔の形の金庫を作り続けております。

新規の古い形の金庫をお求めの際は、当社にお問合せ下さい。

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※尚、当社はエンドユーザー様のみのお取引となります。

ご質問やご相談につては、エンドユーザー様からのご依頼に繋がる内容以外に対応はいたしません。