◆はじめに
今回はトリプルロックについてのお話です。
◆トリプルロックとは
トリプルロックとは、そのままの意味です。
見た目的には、3個の符号(ダイヤル)錠が装備されているタイプです。
TP装置やデュアルロック機構と基本的な原理は同じです。
◆使い方
トリプルロックは、3つ全てを開ける必要はありません。
どの符号(ダイヤル)錠でも3つ中、2つを開ければ開きます。
実際に使用するのは、2つです。
符号(ダイヤル)錠の組み合わせは、毎回違っても大丈夫です。
正常な時は、必ず1つは開ける必要がありません。
◆役割
使わない1つの役割は、故障時に使用します。
符号(ダイヤル)錠の3つ中1つが故障しても開ける事が出来ます。
◆採用される場合
金庫室扉に採用される場合が、ほとんどです。
金庫室扉を扱わないと、触れる機会のない機構かもしれません。
店舗が狭く、マンホール(非常口)が設けられない場合に採用されます。
マンホールを設けない場合は、装備する事をお勧めしております。
◆既存製品への追加
符号(ダイヤル)錠を新規に装備する為には、扉に穴を貫通させる必要があります。
扉に穴をあける行為は、性能が変化する可能性があります。
性能を保証できなくなります。
保証上の問題で、当社では既存製品への追加の改造はお受けしておりません。
◆当社での取り扱い
新規製作時のトリプルロックは、オプション扱いの機構です。
特殊なオプションの装備された製品の製作は当社の得意分野です。
◆おわりに
いかがでいたでしょうか?
トリプルロック装置を理解されていない使用者を多く見受けます。
せっかくの安全装置ですので、この記事を活用して頂ければと思います。
金庫室扉の機構でお困りの際は、ご気軽にご相談ください。
※尚、当社はエンドユーザー様のみのお取引となります。
ご質問やご相談につては、エンドユーザー様からのご依頼に繋がる内容以外に対応はいたしません。