第196回

親子間の金庫の引き継ぎ

◆はじめに

近年、御子息から『亡くなった親の所有していた金庫が開かなくて困った』など親子間の引継ぎに関する問題で問い合わせが増えております。

基本的に引継ぎを行えば、問題は起きません。

今回は、親子間の金庫の引き継ぎ対策です。

 

◆引継ぎをしないで困る状況

引継ぎをしないで困る状況は、以下のようです。

1:亡くなった時

2:病気になった時(意識がなくなる状況も含む)

3:認知症になった時

など

 

◆困る事

1:開ける事が出来ない。

2:重要書類が保管されている場合。

3:収納物を把握しておらず、把握する必要がある。

4:鍵はあるが、暗証番号が分からない。

など

 

◆対策

親子間で意思の疎通を行ってください。

それだけで10万円単位の負担を軽減する事が出来ます。

万が一の際は、色々と出費がかさみますので、無駄な行為ではないと思います。

 

◆金庫の廃棄は、費用がかかる

筋違いの話のように思えますが、金庫の廃棄の事も考慮下さい。

金庫の処分には安くない費用が掛かります。

まず、その事実を考慮された上で、ご家族と意思の疎通をされた方が良いと思います。

廃棄の詳細は【置き金庫の廃棄について】を参照下さい。

 

◆おわりに

いかがでしたでしょうか?

防犯には金庫も大切ですが、人とのコミュニケーションも大切です。

近年は、特に親子間のコミュニケーションの必要性を感じております。

当記事がお役に立てば幸いです。