◆データは財産
近年、データ端末が必需品となっています。
データが財産になっております。
データ端末が盗難の標的にされる時代にもなりました。
データ端末は世界中で需要があります。
それと換金が容易で、中の情報は売買できるので標的にされます。
データ自体が財産とされる時代です。
データ端末や電子媒体が水没、破損、紛失、故障などによってデータが使用できなくなって困った経験がある方も多いと思います。
◆【金庫=安全】ではない
電子媒体に対する脅威は、先ほど挙げた例の他に火災があります。
しかし、一般的な金庫は紙媒体を火災から保護する目的で設計されています。
庫内温度が100度をこえて多湿になるので、電子媒体は保護できません。
電子媒体を保護する為の金庫の条件は、以下の表のように設けられて【フレキシブルコンピュータディスク用】の金庫として分類されています。
◆一般用紙用の金庫で電子媒体を保管する方法
紙媒体に対応する金庫を電子媒体に対応できるようにする事が出来ます。
市販されている既存の金庫内に追加するタイプのフレキシブルコンピュータディスク用耐火ユニットを設置します。
注意点は以下のようになります。
①庫内のある程度の広さが無いと設置できません。
②耐火性能の耐久年数を超えた金庫への設置では、収納物の保護は補償されません。
③追加のフレキシブルコンピュータディスク用耐火ユニット単体で耐火性能を発揮しません。
④サイズの種類が少なく大容量の収納には向きません。
⑤必ず既存の金庫のメーカーの指示に従って判断を行って下さい。
①と②の場合は、新たなフレキシブルコンピュータディスク用金庫を購入が向いているかも知れません。
少量の収納物の為の対応策と考えて下さい。
大量の電子媒体の保管には、新規のフレキシブルコンピュータディスク用金庫の購入される事をお勧めします。
◆フレキシブルコンピュータディスク用金庫のタイプ
いくつかのタイプがあるのでご紹介します。
画像のような開き扉タイプと引き出しタイプなど様々な形があります。
◆おわりに
フレキシブルコンピュータディスク用金庫の歴史は30年以上あります。
コンピュータなどのデジタル機器の普及よりも早く量産品として存在します。
金庫の業界は、地味ですが意外と最先端を要求される業界です。
金庫は、用途に応じた性能の製品を使用しないと収納物を守ることは出来ません。
電子媒体などの高温多湿に弱い収納物は、一般用紙用の耐火性能の金庫には収納しないようにしましょう。