第15回

放射線しゃへい扉の話

◆はじめに

今回は【放射線】のお話でもさせて頂きます。

 

◆金庫屋と放射線

大手の金庫設備を取り扱うメーカーは、他に何を扱っていると思いますか?

金庫室扉は耐火性能、防盗性能、防水性能や場合によっては防爆性能などを求められる特殊扉に分類されます。

金庫設備の技術は防水性能を求められる水密扉、爆風を防ぐ防爆扉、気密性を求められる気密扉、電磁波を遮断する電磁シールド扉など他にも派生した様々な特殊扉に用いることが出来ます。

特殊扉の中に【放射線しゃへい扉】という扉があります。

名前の通り放射線を通さない用途の扉です。

下の画像よりも大きなサイズや構造は様々です。

専門家ではないので詳細は省略しますが、放射線とは粒子放射線と電磁放射線の総称だそうです。

しゃへいする放射線によって色々と仕組みなども変わってくると思います。

主に医療施設、研究施設や原子力発電所などに納入される事が多いようです。

金庫室扉は、コンクリートなどを充填します。

扉が重い事など金庫室の扉と条件が重なりノウハウが生かせる製品だったのだと思います。

地味な業界ですが意外にも国の大切な部分を担っていたりします。